はな子 と たま子のキロク

妊娠出産~育児、そして妊娠性疱疹と戦う。

2016.02.29 血液検査結果と皮膚生検

血液検査の結果、妊娠性疱疹でほぼ間違いないとのこと。

 

Eosino(好酸球とかいうものの13.5らしい)が1.0-0.6が正常値のところ、私は13.5。

抗BPI180抗体(自己抗体だったかな)が9.0未満のところ、66.9。

 

難しい説明はちょっとよく覚えていませんが、

簡単に言うと、出産を機に(私の体が我が子とはいえ異物と判断した様)

本来自分を守るべき抗体が、勘違いを起こして自分をひたすら攻撃している状況らしいです。

 

あとは皮膚生検をして、妊娠性疱疹特有のものが見られれば本格的に治療開始します。とのこと。

私が授乳中ということもあり、ぎりぎりまで内服薬は処方されませんでした。

先生は1か月は母乳をあげれるだけあげたほうがいい、という考え方でした。

 

私は母乳にそこまでこだわりもなく、はよこの肌どうにかしてくれ。って感じでしたが。

1週間後に皮膚生検の結果がでるとのこと。

この日から、授乳回数を徐々に減らしていくことにしました。

 

この日はお薬処方なし。

2016.02.25 大学病院へ。

25日。

朝起きると水疱がさらに大きくなっていた。3センチくらい。

猛烈に痒く、ひたすら冷やしていた。

服を着るのもままならず、母に袖を通すのを手伝ってもらった。

 

大学病院にかかるような病気は大人になってから初めて。

とりあえず混むらしいことは聞いていたので、9:00受付開始だったけど8:30に着くように向かった。

想像以上に混んでいて、皮膚科にたどり着くまでに1時間以上かかった。

(その間も猛烈に痒い。痒いパスがほしかった…。)

 

さらにそこから1時間。ようやくようやく、診察。

診察してくれた先生が「これはやっかいなやつかも…」とぼそり。

非常勤の先生だったらしく、常勤の先生にも診てもらいます。とのこと。

 

今までの経過など話し、「おそらく妊娠性疱疹でしょう。」と。

ただ、検査しないとわからないものなのでまずは血液検査をすることに。

結果はすぐに出ないので、週明けにまた来てくださいとのこと。

週明けに皮膚生検(少し皮膚を切り取って、検査する)をすることになった。

 

処方された薬

アンテベート軟膏0.05%

★プロぺト(保湿剤)

2016.02.24 セカンドオピニオン(街医者:B医院)

2/23 朝起きると、腕に2センチほどの水疱ができていた。(上腕と手首の間の辺り)

布団が触れるだけでも激痛。

たま子の抱っこなんて、もう激痛で辛かった。

でも抱っこじゃないと眠れないたま子。

水疱を避けて抱っこしようとするので、変な抱き方になり、さらに泣く。

泣いて暴れて、水疱に当たり痛くてベッドに寝かせる→さらに泣く。→抱っこ

の無限ループでした。

オムツ替えにしても、足が当たると激痛。

 

楽しいはずのお世話。

苦痛でしかなくなってしまって、たま子に申し訳なかった。

その度、「ごめんね、ごめんね」とたま子に謝った。

なんで私、こんな身体になったんだろう。

見てるのも気持ち悪かったし、治るかわからないし、毎日絶望的な気持ちになった。

毎日メソメソ泣いてた。

でも母に「泣くんじゃない。たまちゃんが健康なだけ良かったじゃない。

たまちゃんがなるかもしれなかった分、あんたが代わりに戦ってるんだよ。」

と言われて少し救われた。

(たま子は乳児湿疹さえも病院にかかるほどにならず、あっさり3日ぐらいで終わりました。

お肌がつるつる真っ白で本当によかったなぁと思います。)

 

このあたりから、本格的に妊娠性疱疹が本性を現し始めました。

見たこともない水疱にびっくりして、A医院ではない病院にかかることにしました。

 

そこでも先生はびっくりしていました。

A医院で言われたこと、処方された薬(この病気になって、お薬手帳って大事と実感。)を伝えました。

そのうえで、きちんと大きな病院で検査治療したほうがいいと言われました。

ということで大学病院へ紹介状を書いてくれました。

B医院の先生も看護師さんもとても親身になってくれ、その日のうちに行けるように電話してくれるとのことでしたが、

母の都合もあったので翌日に大学病院に行くことにしました。

 

処方された外用薬

★デルモベート軟膏0.05%(痒み止め。ステロイド外用薬、最も強いstrongest)

★アクアチムクリーム1%(抗菌剤)

2016.02.22 皮膚科受診(街医者:A医院)

この数週間で発疹(のちに紅斑と知ります。)が手足全体に広がっていました。

猛烈に痒く冷やしても冷やしても痒い。

寝ても覚めても痒い。おっぱいあげていても痒い。

本当に辛かった。

 

ようやく床上げ期間が過ぎ、ようやく皮膚科へ。

近所の皮膚科に行きました。

皮膚科を受診する前に、症状をネットで検索しまくっていました。

そこで「妊娠性疱疹」という言葉と初対面し、もしかしてこれかも。と思っていました。

 

そして久しぶりの外。

くらくら眩暈がしました。よく晴れた日でした。

よく通っていた道なのに、えらく時間がかかり遠く感じました。

 

診察室で手足を見せると、かなり驚かれる。(もう手足全体真っ赤でしたから。)

「いつごろから発症したのか?」と言われ「2/8ごろです。」と答えると

「なぜそんなになるまで来なかったのか。」と。

「床上げ期間だったし、まだ子供も生まれたばかりで…。」

と伝えると

「とこあげ?なんですかそれ?」と。

 

ここで、「あ、この先生。妊娠性疱疹知らないかも。」と思いました。

 

それから「薬疹かなぁ」「いや、使ったボディクリームかも」と言われました。

薬疹(服用した薬の影響で起こる皮膚の症状)は、薬を飲み終わってしばらくしてから発疹が出たので可能性はなし。

(産科入院中に子宮収縮剤とロキソニンを飲んでいました。)

ボディクリーム説が先生の中でしっくりきたようでした。

「産後からなんで、妊娠性のものとかじゃないんですかね?」とカマをかけてみるも(笑)

「うーん、どうかなぁ」と。

「あ、やっぱりそっち方面詳しくないんだなぁ。」と確信。

 

授乳中ということもあり、塗り薬だけ処方してもらいました。

アンテベート軟膏0.05%(痒み止め。ステロイド外用薬、強さは上から2つ目のvery strong。)

ヒルドイドソフト軟膏0.3%(保湿剤)

 

この2種を塗り、3日後にまた来てください。とのこと。

痒すぎて、藁にもすがる思いだったので、痒み止めの外用薬が出てちょっと安心しました。

 

2016.02.08 出産から発症まで

2016年2月1日
39w0dで娘たま子を出産しました。

妊娠経過は極めて良好。
(注意という注意は、臨月に入って、先生に「お母さんの巨大化はもういらない。」と言われるくらい。汗)

肌トラブルもなく、むしろ妊娠してから肌の調子が良かったくらい。

分娩経過は3日間の前駆陣痛を経て、
最後はたま子に臍の緒が巻きついていて、心拍が下がってしまったので吸引分娩になりました。

いきむのがヘタクソだったのもあり、会陰切開がっつりでした。

切開の傷の痛み以外、入院中は体調もすこぶるよかったです。

ただ、産後2日目にお腹に赤い蚊に刺されみたいなものができていた。(痒くもなんともなかった。)
先生たちは心配ないでしょうというので、そのまま退院。
今思えば、これが妊娠性疱疹の序章だったのか?


それから1ヶ月、実家に里帰り。

実家に帰ってまもなく、手の甲にごく小さな水疱が2,3個できていました。
ただこれ自体はすぐに無くなりました。

そのあとから徐々に赤い発疹がで始める。
始めは前腕、ふくらはぎ。

痒くて痒くてたまらない…
氷で冷やしてかゆみを逃す日々。
夜中、ただでさえ授乳で起きるのに痒みでも目が覚めて寝不足。

(ちなみに、この頃は混合で育てていました。)

見る見るうちに足と腕は発疹だらけ。
なんかおかしいと思いつつも、床上げまでは我慢と思い自宅待機。
とりあえず、低刺激のボディソープにしたり保湿してしのぐ。


そして床上げ期間が終わるのを待って、通院生活が始まります。

はじめます。

はじめまして。はな子です。

 

2016年2月に第一子の女児を出産しました。

その後、妊娠性疱疹というものにかかりました。

現在戦い(治療)真っ最中。

幸いベビー(今後たま子)はスーパー元気。

 

妊娠性疱疹にかかる人は非常に珍しく(妊婦7,000人に1人とかいう噂)

さらに、私の場合は産後に発症するという

宝くじ10億円当選レベルを引き当ててしまいました。

 

そんな珍しい病気なので、ネットで調べてもなかなか情報が乏しく困りました。

同じように悩んでいる方の力になれればと思い、ブログをはじめました。

症状や経過、医師からの情報などできる限り書いていきたいと思います。

 

ご相談や情報交換大歓迎ですので、何かありましたらお気軽にコメントください!